夜久野地域の特徴

京都府北西部に位置する夜久野町。東経135度の標準時子午線の通る日本の真ん中の地です。美しい自然に囲まれ、京都府唯一の火山である宝山の噴火による水はけの良い火山灰で育つ高原野菜や夜久野ぶどうやムベなどの果物が特産品となっています。

当地区では、平成27年から「夜久野みらいまちづくり協議会」を中心に、移住者の受入れを積極的に取り組んでいます。既に先輩移住者が多くいますので、地域に馴染むためのフォロー体制があり、地域間や世代間などで交流を深めています。行政とも協力しながら移住を検討されている段階から実際に移住した後までサポートする体制を作っています。

夜久野みらいまちづくり協議会 ―住んでよかったこのまちに (mmcyakuno.net)

額田のダシ行事

夜久野町額田地区の氏神一宮神社の秋の例大祭として毎年10月に行われており、京都府無形民俗文化財に指定されています。
このお祭りの特徴は大きく３つ、2階部分が回転する山車の巡行、野山の幸を材料として各地区で物語を表現する「つくりもん(下ダシ)」、長さ約3.6mの御神木を抱えた7人の若者が地区内を巡行する「御神木の巡行」です。
特に回転する山車は全国的に見てもたいへん珍しく、西日本で唯一といわれています。
2日間に渡って行われるこの行事は「奇祭」とも呼ばれており、福知山市外からも毎年多くの方が訪れ、テレビ局の取材も来られるほど有名なお祭りです。

2020年・2021年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため中止。2022年度は実施予定ではありますが、今後の状況で変更になる可能性があります。

丹波漆

全国でも希少な漆の産地である夜久野町、生産された漆は「丹波漆」と呼ばれています。
奈良時代には、丹波の漆液を税として納めていたことが文献に記され、最盛期には500人ほどが漆かきに従事していたほどの一大産地でした。
しかし、全国の漆産業が衰退していく中で、夜久野の漆が残ったのは衣川光治さんの尽力によるものでした。
1948年に「丹波漆生産組合」を立ち上げ、活動の功績が認められ京都府無形文化財「丹波の漆かき」として登録されました。

「やくの木と漆の館」は夜久野の文化と漆の魅力を伝えるための施設です。館内の工房では、漆の体験ができ、貴重な丹波漆を使った製品も限定販売しています。
開館時間：午前10時から午後5時まで（定休日は毎週水曜日※祝日の場合は翌日休）
住所：福知山市夜久野町平野2199
TEL：0773-38-9226

宮カフェ

「ふらっと寄れる居間のようなcafe」

上夜久野駅から徒歩1分で、2019年12月にオープンした築100年の古民家を改装したカフェです。もともとは空き家情報バンクに登録されていました。玉子にこだわったシフォンケーキや黒豆の抹茶パウンドケーキがオススメ。また、駅ホームの立ち食いそばを思い出す「夜久野駅そば」や手羽元のカレーも人気メニューです。
夜久野へ移住された方の憩いの場所になっており、アットホームな空間が広がっています。
住所：福知山市夜久野町平野1212
営業時間：冬季　午前9時から午後5時
夏季　午前8時30分から午後6時30分
定休日：8と9がつく日

「来て～♪観て～♪夜久野」～夜久野トライアルハウス「米ya」～

地域での暮らしを体験したり、地域住民の方々と交流しながら一定期間滞在できるお試し住宅が、夜久野町にも誕生しました。それが夜久野トライアルハウス「米ya」です。管理人である夜久 早百合さんと夜久野みらいづくり協議会による、夜久野地域初の住民組織が運営するお試し住宅で、短期～中期での滞在が可能となっています。夜久野町での生活を体験してみたい、地域のことを詳しく知りたい方におすすめの施設です。

夜久野トライアルハウス「米ya」

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