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“外からの視点”が街を変える!5年ぶり着任の地域おこし協力隊員、福知山で始動 NEW

update. 2025/3/31

京都府福知山市に5年ぶりとなる地域おこし協力隊員(以下、「隊員」という。)が着任しました!

 

今回新たに加わったのは、飯室幸世(いいむろ こうせい)さん、髙橋恭子(たかはし きょうこ)さん、そして岩尾美咲(いわお みさき)さんの3名です。

 

これまで全国的に多くの自治体で導入されている地域おこし協力隊制度ですが、福知山市としては久しぶりの受け入れとなります。

 

3名の皆さんは、市内の異なる地域団体に所属しながら、自身の持つ経験や視点を活かして各受入団体のミッションや地域の活性化に取り組みます。

 

都市部で暮らしてきたからこそ感じる福知山市の魅力や、移住者だからこそ気づける視点を活かし、地域住民と一緒にアイデアを形にしていくことが期待されています。

 

この記事では、3名が福知山市の隊員に応募した理由や、今後取り組んでいきたいと考えている内容などをお伝えしていきます。

 

【飯室幸世さん】旧川合小学校を拠点とした廃校活用プロジェクト

最年少の飯室幸世さんは、横浜市出身。京都芸術大学の空間演出デザイン学科をこの春に卒業し、福知山市の三和町川合地域で様々な活用方法を模索する旧川合小学校を拠点とした「カワイリバースプロジェクト」に所属しています。

 

高校時代をフィジー共和国で過ごし、多文化に触れる中で田舎のゆっくりと時間が過ぎていく感じが自分には合っていると感じていたそうです。

 

帰国後は、大学に進学。友人が参加していた旧小学校の壁に絵を描くプロジェクトに誘われたことをきっかけに、旧川合小学校を訪れたことが「この地域に関わりたい」と強く思うようになった決め手となり、隊員に応募しました。

▲京都芸術大学の仲間たちと手がけた壁画(左手の山、中央の宇宙、右手の海)海の部分はワークショップを開催して子どもたちと一緒に描いた。

 

初めて川合地域に訪れた際には、緑豊かな山々と清らかな川、そして旧川合小学校の姿が飯室さんに新鮮なインスピレーションを与えました。

 

「福知山は、中心地から少し出れば山があって、雪景色もきれいですよね。住んでいたらこの景色にもだんだん見慣れていくのかもしれないですけど、霧が出ている時も感動するというか、ちょっとしたことで『わぁ、すごいな。綺麗だな』と心が動かされますね」と語る飯室さん。

▲カワイリバースプロジェクト代表の土佐さんと。土佐さんが示している場所は、旧川合小学校のある場所

 

カワイリバースプロジェクト代表の土佐祐司さんは、飯室さんに期待することとして「地域と深く関わることで、地域の良さを体感し、ここで経験したことをまた外で活かしてほしい。外に出ていくことで三和地域の良さも分かるし、伝えることができると思う」と語りました。

 

今後、飯室さんは「旧川合小学校の利活用」を担います。具体的には、施設を地域住民だけでなく広く外部の人にも開放し、宿泊体験型のイベントやアート展示などを企画する構想を練っているとのこと。

若い世代の柔軟な発想や海外生活の中で培ったグローバルな視点は、きっと地域の人々にも新鮮な刺激をもたらすはず。

 

飯室さん自身も「地域の皆さんの声を聞きながら一緒にアイデアを形にして、“面白いこと”をどんどん増やしていきたい」と、その思いを熱く語ってくれました。

 

【髙橋恭子さん】中六人部地域でのファーマーズマルシェの運営

髙橋恭子さんは大阪市出身。かつては広島市内で約10年にわたり、広島菜など特産野菜の栽培や販売に携わってきました。もともと「いつかは自分で自給自足の生活がしたい」という思いを抱いていたそうで、そんな夢を実現させるため、今回隊員への応募を決意したといいます。

 

今回、髙橋さんが応募先として選んだのは、中六人部地域づくり協議会です。ここで主に担当するのは、地域の農産物を販売・発信する「ファーマーズマルシェの運営」。

▲中六人部地域づくり協議会の皆さんと

 

中六人部地域づくり協議会の会長である北山哲史さんは「いま一生懸命頑張っておられるので、このまま続けてもらえれば。髙橋さんの頭の中にあることを、中六人部の人たちと僕らが一緒になって実現していけたらと思います」

 

これまで培ってきた経験を活かして、新鮮な地元食材の魅力を最大限に引き出し、地域内外に発信していきたいと意気込んでいます。

▲中六人部地域づくり協議会の職場で

 

髙橋さんが今後めざしているのは、地元農産物の加工場を整備すること。

 

実は、食品衛生法の改正などの影響で、地域の特産的な“家庭の味”を持続的に販売していくには、きちんとした設備を備えた加工場が必要になりました。

 

そこで髙橋さんは、「家庭の味を途絶えさせたくない」「地域が残したいものを残せるようにしたい」と、地域の希望やアイデアを形にする場所として加工場を作りたいと考えています。

 

髙橋さんは「地元の“おいしい”を、ちゃんと広げる仕組みをつくりたい」と語ります。地域内で生産から加工、販売までを完結できる場ができれば、農業がより魅力的な仕事になり、若い世代の担い手も生まれてくるかもしれません。

 

「いつか自給自足を」と思い描いてきた髙橋さんの夢と、中六人部地域での取り組みがどのようにリンクしていくのか、今から楽しみです。

 

【岩尾美咲さん】大江町河守上地域での地域活動の仲間づくりと、“半農半X”の新しいライフスタイルづくり

最後にご紹介するのは、横浜市出身の岩尾美咲さんです。

 

もともとは服の型紙を作るパタンナーとして働いていましたが、実はご両親が福知山市の出身。幼い頃からお正月などには福知山市の祖父母の家を訪れ、そのたびに豊かな自然や温かい人柄に触れて育ったそうです。

 

「いつかは田舎に移住したい」という思いは以前から抱いていたといいますが、今回の隊員の募集が、その願いを大きく後押ししました。

 

岩尾さんが所属するのは、大江町河守上地域で活動する「チームみすず発足準備委員会(チームみすず)」。

▲チームみすずの皆さんと

 

ここでは主に“地域活動の仲間づくり”をミッションとし、地域に向けたイベントや問題提起を通して旧美鈴小学校の学区である10集落をつなげる企画をしていく予定です。

チームみすずの皆さんに、岩尾さんに期待することを聞いてみると、「岩尾さんが来てくれてから、チームがより明るくなりました。ずっと地元におるとちょっと言いにくいこともあるけど、そういうこともポンっと言ってくれる。これからどんどん良い化学反応が起きてくれたら」と語ってくれました。

 

岩尾さんの今後の目標は、地域のお米や野菜が食べられるようなコミュニティスペースカフェを運営し、地域の人をはじめ、関係人口の方、観光客の方々が集う「地域の声が聞こえる場所」を作りたいといいます。

「大江町には、昔ながらの文化を好きな人が多いんです。そうした文化と外からの人々をつなぐことで、“みすずの村の良さ”をさらに際立たせたい。都会のやり方を無理に持ち込むのではなく、地域ならではの魅力を追求していきたいんです」と岩尾さん。古民家や古道具の活用などの案もあり、2026年度以降はより本格的に、地域活動の仲間づくりに向けて環境を整備していきたいと考えています。

 

こうしたビジョンをかたちにするには、地域の方々との丁寧なコミュニケーションが欠かせませんが、「他所に住んでいた自分だからこそ見える良さを活かしながら、一歩ずつ挑戦していきたい」と意欲を見せています。

 

さいごに

福知山市に久しぶりに着任した隊員の3名は、年齢も経歴もバラバラです。しかし、彼らに共通しているのは「新しい環境に飛び込み、自分の経験やスキルを活かして地域を元気にしたい」という強い思いです。

 

隊員たちにとって、自分のやりたいことを形にする最適な環境がここにあるのだとしたら、これ以上ワクワクする舞台はないでしょう。

 

高齢化・人口減少が深刻化する中、隊員は地域に新しい風を吹かせる貴重な存在となります。

 

飯室さんのように大学で空間デザインを学んだ人の目線から感じる“可能性”や、髙橋さんのように農業や地方生活の経験を積んだ“大人の知恵”、そして岩尾さんが持つ“地元のルーツとファッションのノウハウ”が合わさることで、福知山市は今後ますます面白い取り組みが期待できそうです。

 

彼らがそれぞれの受入団体で進める活動が、どのように地域の変化や地域の魅力の向上に結びつき、成果を上げていくのか、今から楽しみです。

 

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隊員の募集において、福知山市では、ミスマッチを防ぎ、隊員の活動を支援するため、受入体制の強化にも力を入れています。詳しくは「京都移住計画」内の記事をご覧ください。

 

理想の暮らし、奥京都で始めました。サポート体制が充実の福知山地域おこし協力隊
https://kyoto-iju.com/column/chiikiokoshi-fukuchiyama

 

 

 

 

 

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