FUKUFUKU LIFE INTERVIEW!
またフリーペーパーの発行だけでなく、公民館を借りて「やまやま休憩室」として開放したり、ワークショップ『山山アートセンター』を開催するなど、地域コミュニティ活性化のための活動をされています。
敬老の日に配られたお弁当の掛け紙もイシワタさんによるもの。
こう聞くと移住希望者だったのかと思いきや、実は夫の転職による移住とのこと。
「来たくて来たわけじゃなかったので、、すきあらば京都市内や大阪へ出かけていました(笑)」そう語るイシワタさんも、妊娠・出産をきっかけに福知山で暮らしていく現実から目を背けられなくなったと言います。「子供を保育園に預けるようになってから、ここでどう生きるかを考え始めました」
アーティストとしてのキャリアを持ち、街中での生活が長かったイシワタさん。慣れない里山暮らしとのギャップを埋めるのに、様々な葛藤があったはず。
「そうですね。当時は寂しい思いもしました。だからこそ、近所の人たちの優しさや人間臭さに、繋がり合う美学を見つけられたと思います。」
アートを通じて暮らしに密着したクリエイティブな生き方ができるかもしれない。そう発想転換できた時に、ポジティブな気持ちでこの地域に関わろうと思えたそうです。イシワタさんのお話は、思いがけず始まった移住生活でも「どう捉えるかで状況は一変するもの」だと、私たちに教えてくれました。そして今日も、アーティストと2児の母、2つの立場から発見した福知山の新たな魅力を発信しています。